たまたま展について
一年一回というペースで三年間、「たまたま」出会ったメンバーで開催する本展も、今回が二回目の展覧会となります。今年のテーマは「ヒト」です。みんなが描きなれていないものをあえて挑戦してみようという昨年のテーマの「動物」とうってかわり、今回は伊藤先生が強く希望されたテーマです。
先生はおっしゃいました。
「自分たちが人である以上は、人と向き合うべき」
「生きている生命感のある人物を描くこと」
「まだまだこれからずっと描いていくというのに、描くモチーフをひとつに決め
つけるのは良くない」
二、三ヶ月ごとに先生のアトリエにお邪魔して、今回の展覧会のこと、絵の役割、良い絵についてなどいろいろなことをお話をしました。先生のお話は自然体でいて鋭くとても刺激的で日々制作する上でいろいろなことを考えさせられます。
ヒトとは?
表面を追うだけのうすっぺらな表現にならないように制作したいと願っています。決して完成度の高い作品ではありませんが、悪戦苦闘のすえ発表にいたりました。宜しかったら是非ご高覧下さい。
江口暢弥 清水智和 林克彦 |