林かつひこ HAYASHI Katsuhiko


different light 2001 196×455cm  雲肌麻紙 岩絵具 膠

こんなからっぽの僕からなにが生まれるのでしょう。
不安に思うとそこは真っ暗で、自分の姿さえ見えません。
無理に見ようとしても、出てくるのは違和感の塊だけ。
もしかしたら違和感がヒントなのかもしれません。

光がさして、影がのびました。影で見えなくなりました。
けれど、実はそこも光ってたんです。強い方の光に負けてるけど、確実に。

光の輪がちょっとねじまがった所を横から描きました。
それは手をつないだ人々のようにも見え、ウォータークラウンのようでもあります。

そして光はゆっくりまわっています。